飛行機にのって電車(汽車)路線バスを事前に予約 シュックル(手動車椅子)2名で介助者なし

 

宮崎県・青島・飫肥(日南地域)へ飛行機
電車と路線バスで
バリアフリー観光旅行こころみました

車椅子電車評論家

アシトド松井

車椅子での飛行機への搭乗 大阪(伊丹)から宮崎まで

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宮崎県にタクシーをつかって旅行した経験があるのですが、アシトドシリーズでは、やはりバス・電車などの公共交通機関(タクシーも公共交通なのでしょうが)を使わないと旅行した気分になりきれません。とはいえ現在の体力では2日程度の旅行しか持ちませんので、オストメイトの車椅子利用者である著者のもっとも苦手とする飛行機を久しぶりに利用することにしました。旅行の2ヶ月前に、大阪(伊丹)空港の航空会社のカウンターに出向き、手動車椅子2名のみで介助者は同行しない、車椅子で利用できるトイレがあるのなら、その近くに座席を取ってほしい等の、こちらの希望をのべ、条件に合う機種等をしらべてもらいました。事前にいろいろと調べたのですが、宮崎県は車椅子での鉄道の利用は困難な地域のようで、JR九州さんに事前に連絡をいれて介助と車椅子用渡し板の準備を依頼しました。またJR青島駅は階段を利用しなければ乗降出来ない駅であることが、わかりましたので、路線バスを運行されている宮崎交通さんに青島までの車椅子対応路線バスの運行を時間を問い合わせて、介助をお願いすることとしました。手動車椅子2名のみの宮崎観光旅行を実現していただきました、航空会社・鉄道会社・バス会社の皆さん、そして同行介助者なしの手動車椅子利用者(シュックル)2名を各所で介助していただいた、観光施設・一般観光客・地元の皆さんありがとうございました。ではいつものように画面上ではございますが、宮崎県車椅子観光旅行をご一緒にお楽しみいただければ幸いです。


2013年著者が訪れた時点の状況でのレポートです、最新の状況につきましては是非ご自身の車いすでお確かめいただければ幸いです。


最初に今回の行程をご紹介します。大阪(伊丹)空港から宮崎空港へ飛行機で、そしてJR宮崎空港駅から一旦JR宮崎駅へ、そして気動車(ディーゼル車だから電車ではない)にのってJR日南線を南下し飫肥駅下車。飫肥城見物のあと、JRに戻り再度宮崎へ、宮崎で宿泊。
二日目はJRで宮崎空港に移動、そこから宮崎交通さんの車椅子対応路線バスで青島観光、再度・車椅子対応路線バスに乗車して宮崎空港へ、空路・大阪へ戻ってくるという計画です。

なお今回までの宮崎県車椅子旅行の結果左の地図のようなことがわかりました。エレベーターは宮崎駅と宮崎空港駅にあり、飫肥駅と志布志駅(鹿児島県)はスロープ状にホームから一般道路に出られる、南宮崎駅はエレベーター設置工事中、青島駅は階段を利用しなければならない。
(志布志駅は2005年・その他の駅は2013年取材)

大変意外なことでしたが、JR宮崎空港駅内には車椅子対応トイレはありませんでした。駅からすぐ近くの宮崎空港の車椅子対応トイレを利用することとなりました。

  詳細は本文を参照してくださいね。


2013年著者が訪れた時点の状況でのレポートです、最新の状況につきましては是非ご自身の車いすでお確かめいただければ幸いです。

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JR大阪駅から大阪(伊丹)空港をめざします

今回の宮崎行きは資金繰りの苦しい中で決行しましたので、リフト付きタクシー等の利用はなし、大阪国際空港(伊丹)にもJR西日本在来線・阪急・大阪モノレールを乗り継いで向かいます。朝早く起きたのだけど、「車椅子だと間に合いませんので次の電車にしてください」なんていわれたら、搭乗手続きの時間に間に合わなくなるかも!?  飛行機に乗るのは最後になるかもと思って無理をしました。                          資金繰りが苦しいのなら旅行にいくなよ〜!

JR大阪駅で電車をおり、横断歩道を渡って阪急・梅田駅に向かいます

JR大阪駅で降ります 東端のエレベータ利用 横断歩道をわたって阪急側へ 阪急百貨店の横を進むと

阪急ホームへのエレベータ 改札階につきました 駅員さんの案内介助をうけて 阪急電車に無事乗車しまいた

阪急・蛍池駅で大阪モノレールに乗換、大阪(伊丹)空港に向かいます。

阪急・蛍池駅のエレベーターに乗って連絡通路でつながっている大阪モノレールの駅に、カウンターの到着約束時間まであと15分

大阪モノレールのホームへのエレベーターを上がると大阪空港行きのモノレールが入ってきました。

ちょっと雑学 大阪モノレールはかつてホームと電車に大きな段差がありましたが、固定式のスロープ板を設置することで、車椅子での単独乗降が可能になりました。

ホーム全体のかさ上げをしなくても段差解消は
できるのですねえ。
初めから平坦につくれなかったのでしょうか〜
       直してくださったのだから、そんなこといってくれるなよ!

上の写真は2002年撮影

大阪(伊丹)空港に到着しました。

大阪モノレールの車椅子スース。昔は、運転席の後ろに固定ロープが付いてるだけでしたね。

車窓から飛行機が、気持ちは早くも空へ。

大阪空港駅から空港に向かいます。

カウンターに向かうがすでに5分遅刻。

昔、会社はこの5分に君にいくら払っていると思っているんだ、といわれて計算したらあまりの小額にショックを受けた方がいたそうだ。

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大阪(伊丹)空港で宮崎行きの飛行機に搭乗します

車椅子での飛行機の乗り方は車椅子アクセス解説・飛行機編もごらんくださいね。

カウンターにて搭乗手続き

このような物はありませんか?ハイジャック防止のため手荷物検査は厳重に行われます。自分の障害にあった車椅子のまま搭乗できる日は来るのでしょうか?アメリカの同時多発テロなどの影響などで、巨大金属?の自走式の車椅子の持ち込みなど夢のまた夢なのかもしれませんね。飛行機の通路幅も広くなりそうにもないですしね。

手続きをおえて空港内の車椅子・オストメイト簡易対応トイレを使わせてもらいました。

このあと自分の車椅子を含めて機内持込用手荷物検査やボディチェックがあるのですが、車椅子の後ろに入れていた修理工具の長さが、規定より長かったため、貨物室に入れてもらう必要が出てきて、再度、カウンターの係りの方のお世話になることになってしまいました。

著者は足が曲がらなくて座位バランスがわるくて搭乗用車椅子に乗るのは大変、もう一方は楽勝です。

搭乗口を通過しボーデングブリッジへ

飛行機内に案内してもらいます。

搭乗用車椅子で飛行機内の車椅子対応トイレの利用を試みたのですが

運動能力の優れている方が搭乗用車椅子で機内の車椅子が入るとされるトイレの利用を試みたのですが。ドアを開けてもらうタイミングと車椅子の切り返し方が上手くいかず、一般乗客の搭乗時間もせまっていたので、あきらめました。

帰路に乗った同型の飛行機で再挑戦することとしました。

飛行機は一路、宮崎空港に向かいます

緊急時の脱出方法などを確認、宮崎はどうやら雨模様、分厚い雨雲の上を飛んでいきます。

2013年著者が訪れた時点の状況でのレポートです、最新の状況につきましては是非ご自身の車いすでお確かめいただければ幸いです。

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