JR特急・観光地のノンステップ路線バスを事前に予約 シュックル(手動車椅子)2名で

和歌山南紀・白浜を車椅子対応バスで巡りました。

車椅子電車評論家

アシトド松井

 編

シュックル(手動車椅子)利用者2名・介護者なしで、和歌山県・南紀白浜温泉の旅。二日目は白浜の景勝地・千畳敷そして、南紀白浜アドベンチャーワールドに向かいます。千畳敷は宿泊施設のすぐ下の海岸にあるのですが、南紀白浜アドベンチャーワールドを旅のメインに考えておられた同行のシュックル(手動車椅子)ユーザーにはついてきてもらえず。著者は早朝から1人で坂道を下り千畳敷に向かいます。

平成25年著者が訪れた時点の状況でのレポートです、最新の状況につきましては是非ご自身の車いすでお確かめいただければ幸いです。


まだ他の観光客は起きていない早朝から千畳敷をめざします

宿を出て千畳敷へ単独でいったんですよ。

千畳敷手前の駐車場に車椅子対応トイレがありました。

千畳敷前で記念撮影。三脚でオートシャッターで撮ったんですよ。同行の介助者に撮ってもらったのとちがいますよ。

白浜の景勝地

  千畳敷



帰りは当然、上り坂、早朝のためだれもいない長い坂道を私は1人手動車椅子で上っていきました。本当に1人でのぼったんだぞ!

そんな事書くから介助者いたんだとうたがわれるのに

階段があったため車椅子では護岸からの見学となります
平成25年著者が訪れた時点の状況でのレポートです、最新の状況につきましては是非ご自身の車いすでお確かめいただければ幸いです。

朝食をすませて宿泊施設のリフト付き送迎バスでアドベンチャーワールドに向かいます

著者の同行のシュックル(手動車椅子)ユーザーは千畳敷をみていないので、同乗の観光客の方と運転手さんにお願いして、少し遠回りして車窓から千畳敷をみせてもらいました。私ってはとってもやさしいのね。

宿泊施設のリフト付きバスで南紀白浜アドベンチャーワールドへ 先ずは帰りのバスの時刻表を確認 アドベンチャーワールドへ入場

シュックル(手動車椅子)で南紀白浜アドベンチャーワールドをたのしみます

イルカのショーや腹筋をするアシカ(肥えてトドにならないようにダイエット中?)を車椅子用の観覧スペースから見せてもらえました。

サファリパークをめぐる車両には車椅子スペースがあり、車椅子のままで車窓から象や虎などをみることができました。

車椅子で観覧車にものせてもらえました。著者にとっては約3年ぶりの観覧車からの眺望を楽しめました。

パンダもいっぱいみることができました。

オストメイト対応トイレは一箇所、普通の車椅子対応トイレは各所にありました。

南紀白浜アドベンチャーワールドはおおむね平坦、スタジアム等にはエレベーターがあり、車椅子でも安心して移動できます。入り口近くに少し急な長い坂道があるのですが、著者は子供を連れた観光客の方に押してもらいました。ありがとうございました。

結局千畳敷の坂以外全部押してもらってるじやん


車椅子で公共交通機関利用の白浜旅行もいよいよ家路へとむかいます。

アドベンチャーワールド前のバス停にノンステツプ路線バスがやってきました。今回の旅行で初めて事前に配車してもらっていた、ノンステツプ路線バスに乗車しました。予約のバスに乗らない変な車椅子旅行者ですみません。

他のバスの運転手さんが見学にこられて、車椅子を乗せるときのミニ講習会のようになりました。

「明光バス」の関係者の皆さん、今回の旅のサポートをしていただきありがとうございました。

JR白浜駅にかえってきました。
段差のある歩道に渡し板を
かけてもらったので傾斜がゆるやかでした。

白浜駅からJR西日本の特急くろしお(オーシャンアロー車両)に乗車します。

JR白浜駅では手を引いてもらって車内へエスコート

足の曲がりが悪く少し長めの車椅子を使っている著者にはオーシャンアローのトイレに入るためには何度かの切り替えしが必要でした。


シュックル(手動車椅子)利用者2名・同行介助者なしの南紀白浜旅行に、画面上ではございましたがご一緒いただきありがとうございました。電動車椅子(デンクル)・ベット式車椅子・やハンドル型車椅子、そして言語障害の有無などにより外出や旅行の困難さが変わってくることを著者は知っています。だから完全なバリアフリー観光旅行 UD観光旅行ではなかったこともわかっているつもりです。
また今回は著者の体調が安定しており問題は起こりませんでしたが、内部障害者であるオストメイトの立場からすれば対応トイレが少なかったことには不満が残りました。著者は白浜は早くから車椅子対応トイレの設置などをしてくださった地域なのだと思いました。そういうところは逆にオストメイト対応トイレの設置が遅れる傾向があると感じています、完成したものを直すのはたいへんですから。
それでもこのページをごらんいただいた方には、時代遅れの部分があっても情報を得ている分、著者以上の和歌山県へのバリアフリー観光旅行が出来る可能性があります。完全なものとはいかないかもしれませんが、多少困難であっても公共交通利用の旅に多様な障害者仲間がチャレンジしていただきたく願っております。
今回、シュックル(手動車椅子)利用者2名・同行介助者なしの南紀白浜旅行をサポートいただきました。バス会社・鉄道会社・宿泊施設・テーマパーク・そして観光地関係の方・一般の旅行者の皆さんのご好意に感謝いたしながら、南紀白浜を後にします。

平成25年著者が訪れた時点の状況でのレポートです、最新の状況につきましては是非ご自身の車いすでお確かめいただければ幸いです

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