東本願寺・西本願寺に参拝できました P5

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京都には寺院のバリアフリー化に熱心に取り組んでおられた、車椅子利用者の先輩がおられて、その方に冊子をいただいて、多くの寺院をめぐることができました。これからご紹介するお寺はそのなかでもトップクラスのバリアフリーを実現されています。著者が初めて参拝させてもらったのは1998年頃のこと、そんなころから歩行障害のある方の参拝を考えて下さっていたのです。

東本願寺 著者がエレベータで最初にお堂に入れてもらった寺院

JR京都駅のすぐ近くにあり、はじめて訪れた1998年頃にはすでに砂利道を石畳にしていただいて、ふたつのお堂をむすぶ廊下の真中にエレベータ、そしてエレベータを上った横に車椅子対応トイレがありました。お堂へのスローは仮設のもので、スローをかたづけてお堂の扉を閉められるのですが、その手際のよさに驚いてしまいました。以前は車椅子利用者の参拝のためと思われる敷物があったのですが、2013年におとずれた時にはなくなっていました。汚れた車椅子のタイヤを拭くなど車椅子利用の参拝者側の配慮も当然必要です。
(1998年ごろから2013年にかけて何度か参拝)

東本願寺のお堂へのエレベーター

1990年代に車椅子の参拝者のためにこのような配慮をしていただけていたことは、驚くべきことだと思います。

お堂に入るためのスロー通路

お堂内には当初は車椅子参拝者用の敷物が有りましたが、無くなっていました。あとはタイヤの汚れを落とすなど車椅子参拝者側が配慮すべきことだと思います。

お堂へのエレベータ横には車椅子対応トイレも

立派なスロー通路もありました。


西本願寺 外観より車椅子参拝者を優先してくださったのでは

著者が最初に見せてもらった資料ではお堂にはスロープ通路でしたが、その後エレベーターが設置されました。さらにお堂に隣接して新たに建物が作られたのですが、お堂から平坦に入ることが出来、内部のエレベータで地上に降りること、そして車椅子・オストメイト対応フル規格トイレも利用することができました。建物の色が目新しくてお寺を文化財としてみたときには違和感をおぼえる方もおられるかもしれませんが、高齢者、歩行困難者の参拝を優先してくださったのではないかと想像しています。
(2003年頃から2013年にかけて何度か参拝)

西本願寺へのお堂に上がるためのエレベータとスロープ通路

このような細かい配慮もしてくださっています。汚れた車椅子のタイヤを拭くなど後は車椅子利用の参拝者側の配慮の問題だと感じました。

新しい建物内にエレベータが有りお堂へとあがることができました。(2013年参拝) 新しい建物内の車椅子・オストメイト対応フル規格トイレ