神戸市とその周辺地域の車椅子アクセス概況

神戸市は早くから障害者などの交通弱者に配慮した街づくりをしてくださっていた所で、阪神大震災の後の復 興工事中も神戸市営地下鉄には利用出来なくなっているエレベーター情報が張り出されるなど、震災がなくて も駅が利用できないことが常識？となっていた地域の者からみればバリアフリーの考え方が浸透している街 だと感じました。平成７年の震災のあとＪＲ新長田駅・ＪＲ明石駅などには乗降客用エレベーターが設置され、 神戸市営地下鉄もハイレベルの施設をよみがえらせていましたが、神戸高速鉄道では従来の施設の復旧が 精いっぱいで、当時は車椅子利用者のための新たな配慮はおこなわれず、ＪＲ三ノ宮駅では倒壊した荷物用 エレベーターが取り壊されました。平成１６年ごろから、ＪＲ三ノ宮・神戸駅のエレベーター設置、高速神戸鉄道 でも改善が確認されるようになり、いろいろな路線を使ってのアクセスが楽しめる街になってきました。

<ＪＲ三ノ宮駅＞
平成１６年に乗客用エレベーターが設置 されました、エレベーターの設置された改 札口内には車椅子対応トイレが無いた め、トイレは改札口の外にあるものを利 用することになりました。
（平成１６年取材）

ＪＲ三ノ宮駅のエレベーター
（平成１６年撮影）

震災が起こるまで車椅子利用者を運んでくれた荷物用 エレベーター
（現在は有りません）

＜地下鉄・三宮駅＞
乗降客用エレ ベーターがあり。神戸市営地下鉄 はエレベーター、車椅子対応トイレ などの施設が大変充実している。 車椅子スペースのある車両も確認 。
（平成１３年取材）

地下鉄三宮駅への 案内・この奥にエレ ベーターがありました。
(平成１３年撮影）

神戸市営地下鉄・三宮駅
（撮影は平成６年）

＜阪急・三宮駅＞
2階の改札口まではエレベーターで、改札 口からホームまでは再度エレベーターを利用できます。
（平成２１年取材）

三宮かいわい
手前右側が阪急三宮駅
後方の高架駅がＪＲ三ノ宮駅

＜阪神・三宮駅＞
以前は高速神戸方面ホームはエスカレーター、梅田方面ホームにはエスカルでの対応でしたが、改装がなされ東口側にエスカレーターと車椅子・オストメイト対応フル規格トイレが設置されました。改札口は地下街に直結、地下街から商業ビル等のエレベーターで地上に出ることになります。
（平成２４年取材）

阪神・三宮駅、東口側のエレベーターと車椅子・オストメイト対応フル規格トイレ

阪神・三ノ宮駅東口と直結している三宮地下街・サンチカ

改装まえ車椅子乗客をはこんでくれた、阪神・三宮駅西口側、梅田方面ホーム のエスカル
（平成１６年撮影）

＜地下鉄海岸線・三宮・花時計前駅＞
ホームにはストレッチャーでも乗降できる大型エレベーター完備、三宮駅からの 乗り換えには少し距離があります。
（平成２４年取材）

三宮・花時計前駅へのエレベーターのあるビル⇒

三宮・花時計駅の大型エレベーター

三宮・花時計駅の車椅子・オストメイト対応フル規格トイレ